フードアレルギーは家族の絆を強くする!!

食物アレルギーでも笑顔でいられる情報を集めます。

フードピクトで楽しい食事がもっと広がる!アレルギー表示の新しい形。

外食で目にすることが増えてきた『フードピクト』とは?

最近、ホテルやバイキング店などで、料理の近くに特定原材料の表示をしているお店が増えてきていると感じています。

特に、ホテルのビュッフェ形式の場合、よく見かけます。 この表示されているものの中で、国際規格になっている表示があります。 それが、『フードピクト』と呼ばれているものです。

フードピクトとは?

フードピクトは、特定非営利活動法人「インターナショクナル」(CEO菊池信孝氏)が開発した、特定原材料を表示する為のイラストです。

www.foodpict.com

このイラストは、伊勢志摩サミットの国際メディアセンター(2016年)、札幌冬季アジア大会の選手村(2017年)などでも採用され、導入店舗は2016年末時点で、成田空港や関西空港、ホテル、ショッピングモールなど1349店舗に広がっているそうです。

フードピクトとの何がすごいのか?

私がこのイラストを知った時、国際規格を取得していて、すでに導入実績があることも驚きました。 しかし、それ以上に驚いたのが、ダイバーシティの観点がしっかりと入っていることです。

言葉や文化の違いを超えてすべての人に伝わる理解度、色覚異常白内障緑内障などの様々な色の見え方にも配慮した視認性、多様な食事規制に対応できる品目数、専門家や関係機関の協力を得て制定した表示基準と利用ルールから構成された世界品質の食材表示ツールです。

(出所:株式会社フードピクト)

フードピクトが広がることで実現できる社会は?

フードピクトが広がることで、フードアレルギーある人が外食することのハードルが下がるのではないかと思います。 特に、子供がフードアレルギーの場合、お店ごとに食材の確認をすることは、楽しい食事の時間が苦痛になることがあります。 この表示があれば、自分達で判断することができ、外食のストレスが減少出来るのではないかと期待しています。

他のサービスとの連携は?

先日のブログで、サポートカードのことをお伝えしましたが、是非連携していただきたいと思います。

災害時の新常識!食物アレルギーサインプレートが命を救う。 - フードアレルギーは家族の絆を強くする!!

これらのサービスが連携することで、アレルギーを持っている方の生活が明るくなるのではないかと思います。

災害時の新常識!食物アレルギーサインプレートが命を救う。

災害が発生したときに、アレルギーのある子供を守る為にはどうしたら良いだろうか? まして、災害時に親と一時も離れずにいられるのだろうか?

こんな不安を解消出来ると思えたのが、 『食物アレルギーに悩み、日々を暮らす子供たちや親御さんたちの不安を軽減し、より楽しく食の時間を過ごしてほしい』という思いで作られた『エーエルサイン(アレルギー表示サインの略)』を使ったサポートカードです。

f:id:f-allergy:20170523231058j:plain 緊急時カード仕様(出所:一般社団法人エーエルサイン)

このカードの存在を知って、すぐに取り寄せることにしました。

現在、このエーエルサインとは、一般社団法人『エーエルサイン』代表理事 林秀治氏)が 医療機関や協力団体と連携しながら、食物アレルギーの子供たちのために暮らしやすい世の中にしようと活動されています。

www.alsign.org

すでに、全国で300カ所以上の病院サポートカードの普及、配布に協力しています。 さらに、内閣府(防災担当)避難所における良好な生活環境の確保に向けた取り組み指針』に、 この団体が発行しているALサインプロジェクトのツールが採用されています。

残念なのは、個人で発行依頼をすることが出来ないこと。

掛かり付けの医療機関が連携していない場合、個人で医療機関へ依頼しなければならないことです。 早期に、個人で取り寄せ可能な仕組みを構築して欲しいと思います。

さらに、サポートカードに記載されている食物のイラストには、フードピクトを使用して欲しいものです。 そうすれば、サポートカードとフードピクトの両方が普及することになると思うのですが。。。

災害時に周囲へフードアレルギーを理解してもらうには?

3月頃に家族で話したことです。

これだけで、震災の話だと想像がつかれた方もいるのではないでしょうか?

災害発生時にはどうする?

我が家でも、主に地震が発生した際の対応について話をしました。

  • 避難する場所はどこか?
  • 連絡がつかなかったらどうするか?
  • 学校からの緊急連絡先は登録せてるか?
  • 非常食などの準備はできているか?賞味期限は切れていないか?

などなど…。

改めて色々と話し合いました。

災害発生時に何が一番困るのか?

話し合う中で、対応について1番困ったことがありました。 それは、アレルギーを持つ子供が、避難所などで何らかの事情で一人になったときのことです。

ある程度大きなお子さんであれば、自分のアレルギーのことを周囲の人に正しく伝えることが出来ます。 しかし、自分のことを上手く伝えられない小さな子供だとどうしたら良いのか?

避難所などでは、優しさから子供にお菓子をくれることもあると思います。 でも、小麦アレルギーの子供だったら、命に関わる一大事になりかねません。

私たち家族の結論は?

私たち家族の結論は、誰が見ても分かるように、首からぶら下げるカード式のケースに、アレルギー食材を書くことにしました。 さらに、アナフィラキシーショックを起こした時は死んでしまう可能性があることも書くことにしました。

子供には、このカードを見せながら、食べられないものがあることを伝える練習をしています。

最近になって、NPO法人としてこういったことに取り組まれているところがあることを知りました。

それについては、次回の更新に書きたいと思います。

災害時は、親が直接子供を守れないこともあることを考える必要があると感じた話でした。

みなさんは、どうされているのでしょうか?

取り入れられることは、どんどん取り入れたいと思います。

おわり。

親世代のフードアレルギーへの誤解

フードアレルギーに対する知識が違う?

50代、60代の親世代は、フードアレルギー自体に詳しくありません。 詳しくないだけなら問題ないのですが、間違った知識を信じていることが多いと思います。

私の親も、フードアレルギーは食わず嫌いだと思ってました。 目の前でアナフィラキシーショックを起こした孫を見た後でも、「少しずつ食べたらすぐ治るんでしょ?」と言ってたくらいです。

フードアレルギーは、食生活が悪いからだと思ってる?

子供が、フードアレルギーを発症するのは離乳食の頃の栄養素が足りないからだと思っている。 この誤解をしている親世代が思っていたより多いように感じます。

アレルギー物質の完全除去治療は、子供がかわいそうだと思っている。

医師の指示で完全除去をしているにも関わらず、食べられないことが可哀想だと思っている。 アレルギー物質をとることで、アレルギー反応が強くなることも理解できていない。

パパが出来ることは何か?

こういった親世代の誤解に対して、しっかりと伝えることが大事だと思います。 特に、パパの家族に対しては、ママが強く言えない時に、どれだけパパが、強く言えるかが大事なことだと思います。

家族には、正しい知識を伝えることが、ストレスを減らす近道かもしれなせん。